2018年3月30日金曜日

【開幕戦】巨人1-5阪神(3月30日・東京ドーム)

歳のせいか、このところ燃え上がる気持ちというものが湧いてこない。
だれかが
「燃え上がってるぜぇ」
というのを見たり聴いたりしても、へえ、そうですか、たいへんだんなあ、という気持ちにしかならない。

金本知憲氏がタイガースの監督となった初年度は、なんだかこれからいろんなことが変わりそうだ、という期待が大きかった。
スローガンも「超変革」やったしな。

初年度はBクラス。去年は2位。
思惑通りに(おそらく)チームは成長してきているのだろう。

なのに、今年のオフは、わくわく感がなかった。
なぜ?

まあ、自分が歳をとったせいなんだろうなあ。
考えてみれば、先のシーズンは結局1試合も現場観戦することがなかった。
ここ数年、なかったことである。

期待していなかったわけではない。
実際、2位やったしね。
よお頑張ったし。

でもねえ、なぜか以前のように「燃え上がる気持ちで応援する」というのがなくなってきたのだなあ。
ま、長年ファンをやってきて、疲れてきた、というのもあるかな。

そんなことで「ファン」と言うな、と、本物の、筋金入りの「ファン」の方からは、お叱りを受けるでしょうが。
すみません。

それでも、今日から開幕、となれば、なんとなくそわそわする。
つい先日まで、フィギュアスケートにうつつを抜かしていた自分とは違う自分がいる。

でもなあ、今年は開幕が巨人戦。
しかも菅野!

なんとなく、ガッカリするような結果が待っているのではないか、と思っていたのだよ。
そんなことを思うのは、もう「ファンではない!」と、本物の「ファン」の方からはお叱りを受けるでしょうが。

しかし。
結果は表題のとおり。
なんと菅野から5点も取ってしもおたよ。
先発野手全員安打!

テレビで解説していた江川氏、原氏も口をそろえていたけれど、今日のメッセンジャーは本調子ではなかったようす。
アウトコースのストライクゾーンがなかなか決まらなくてね。
序盤は球数も使ったし。球種もいろいろ使ったし。

対する菅野は、初回がたったの8球。
憎たらしいくらいの(実際、憎たらしい)落ち着いた投球は去年のままでないかい。

しかしね。
調子がいいから勝てるかというと、そんなに単純じゃないところが野球の面白いところなんだなあ。

菅野に相性のいい福留が2回にホームランを打つと、そこから徐々に流れが変わってきた感じ。
気がつけば野手全員安打。

そうなると調子の良くなかったメッセンジャーの、アウトコースのコントロールも良くなってきて。
不思議と(どうも同じところに投げているようなのに)ストライクが取れだすのだなあ。

完封、完投はならなかったけれど、開幕勝利。
球数も7回まで投げて100球ちょい。
これ、また中5日のローテーションで来そうやね。

というわけで、始まるまでは、開幕かあ、始まるのか、まあ、どうなるんやろなあ、ぐらいにのんびり構えていたものが、一気に前のめりな気分になり、サボりまくりだったブログを早速更新するまでに至っている自分は、なんとわかりやすい、周りに影響されやすい人間なのだろうと、改めて認識するのであった。

でも、以前ほど、うわーっっっっ!!! とか、うおーーーっっっっ!! とかにはならないけどね。
騒ぐと疲れる。ふぅ。

気がつけば

もう3月も終わろうとしている。
フィギュアの季節は峠を超え、なんと明日からプロ野球の開幕である。
(すでに今日である)

なんたること。

ぼやぼやしている間に月日は過ぎ去ってしまった。
オリンピックも世界選手権も、またたくまに目の前を通り過ぎた。

世の中の出来事は、どうにも歯がゆいというか。
庶民の力では同しようもないところまで来ているような。
無力感と喪失感が漂うている。

そう感じているだけかもしれない。

力あるものはその力を一層強固なものとし、
力なきものはそのもとでなんとか生き延びるしかないのか。

そんなことを考え始めると、虚しさが募るばかり。
なので。

なにか楽しいことを考えよう。
この世界は、まだ生きるに値する。きっと。