2015年8月30日日曜日

阪神4-8ヤクルト(8月29日・甲子園)

曇のち雨。。。。
雨に煙る甲子園。。。。

7回までのメッセンジャーの調子を見ると、交代は考えにくかったですね。
8回表のスワローズの逆転劇は、見事でした。相手ながら。

一体何が起こったのかな。
まあ、メッセンジャーとて人間ですから(^◎^;)
調子が良くて調子に乗ってしまった、のかもしれませんし。

後を受けた福原も止められませんでしたね。
たぶん、準備が良くできていなかったのでしょうね。

まあ今日のところは、「甲子園に”魔の刻”があった」と思っておきましょう。

これだから野球は面白い。


2015年8月29日土曜日

広島2-0阪神(8月27日・マツダスタジアム) 阪神9-0ヤクルト(8月28日・甲子園)

昨日と今日の試合。
天国と地獄(^◎^;) あ、その反対か。

昨日はカープ前田健太の前に打線沈黙。
今日はスワローズ投手陣を打ち崩して打線爆発。

対戦相手によって、これほど差が出るとは。
スワローズは現在2位ですけど、守備面でのミスが目立ちますね。
そのほころびを逃さず打ち勝つことが出来ました。

先発藤浪も見事なピッチングで、完封勝利(^◎^)

昨日の岩田も、いいピッチングだったんですけどね(^◎^;)
つまりは、打たないと勝てない。
ミスをしたほうが負け。
まあ、セオリーどおりということですか。

甲子園では強いですね。
京セラドーム大阪も含めて、この内弁慶ぶりは特筆すべきことですね(^◎^)

これからシーズン終盤に向けては、ホームゲームが多いから、その点でも有利な条件が揃っているといえるのかな。
というふうに。
自分有利の考え方ができるようになってきました(^◎^)

ちょっと楽しいシーズン終盤になるかも、という期待が膨らんできましたね(^◎^)

2015年8月27日木曜日

広島4-2阪神(8月26日・マツダスタジアム)

惜しい試合でしたね。
再三のチャンスに、あと一打が出ませんでした。
ゴメスに(^◎^;)。

能見は最近、突然崩れるケースが多いですね。
メンタル面で、なにか問題があるのかな。
早く克服してほしいです。
それには、打線も協力してあげないとね。

それにしても、カープファンは相変わらず元気ですね。
ちょっと球場の雰囲気に押された感もあったかな。
ちょっと前までは考えられなかったことですが、どこの球場でもそのチームのファンが多くなったような気がします。
これはいいことですね。

さて、昨日が雨で流れてしまったので、2連戦ということになってしまいました。
なんとか連敗は避けたいものです。
ここで勝てれば、なんとなくその先も見えてきそうな、気配はしています。

2015年8月25日火曜日

阪神3-1DeNA(8月23日・京セラドーム大阪)

投手戦を制したのはメッセンジャーでした。
ベイスターズの先発・モスコーソも、なかなか打てませんでしたが。
少ないチャンスをものにしましたね。
こういう緊迫した投手戦となると、ちょっとしたほころびが勝敗を分けるのですね。

ジャイアンツ戦3連敗で意気消沈しそうになりましたが、京セラドームで息を吹き返した感じです。
これでちょっと調子を戻してくれれば、と思いますね。

それにしても。
今年の長期ロードは調子がいいですね。
そして京セラドーム大阪では今季負け知らず。
実はドーム球場のほうが合っているのか(^◎^;)

しかし、やはり本拠地は甲子園です。
もうすぐ帰ってこれますね。
楽しい気分で帰ってこれるように、あともう1カード!

2015年8月22日土曜日

阪神7-2DeNA(8月22日・京セラドーム大阪)

今日は快勝でしたね。
先発・岩崎は、序盤こそコントロールが乱れましたが、とにかく7回まで2点で抑えましたし。
打線も爆発、とまではいかなくても(^◎^;)、とにかく点を取れるようになってきました。
まあ、ベイスターズのまずい守備に助けられたということはありますけど(^◎^;)。
とにかく勝てばよいのです。
二桁安打もしたことですし。

ここに来て心配なのは、マートン。
心配というより、「どないなっとんねん」と言いたいですね。
昨日も今日もまずい守備。昨日はのんびり返球。今日はぽろり。
失点につながらなくて良かったです。
さらには、フライアウトで飛び出してしまい、ダブルプレーになるシーンも。
。。。。
ちょっと集中力に欠けてるのかな、という気がします。
このところのバッティングの調子を見ると、今年も3割超えは間違いなさそうですが。
正直、チームに必要な人材なのかどうか、疑ってしまいますね。
さて、ベンチ、フロントは、どう考えてるでしょうか。

阪神3-2DeNA(8月21日・京セラドーム大阪)

ふぅ。
なんとか勝利しました。
和田監督も言うとおり、今日は勝つことが何より優先でしたね。
そして勝った。
よかったよかった。
先発起用の梅野もタイムリー。
岩田も好投。
できればあと1,2点。。。。ううむ。
チャンスは有りましたがね。
まあ、それはいつものことですし(^◎^;)

福留が先発を外れた試合で勝つのも珍しいのではないですかね。
ジャイアンツとの三連線で、このままずるずると行くのかなと思いましたが。
ともかくこれで一安心。
もうしばらくは、楽しめるようですね。期待(^◎^)

2015年8月20日木曜日

【よだかの片想い】島本理生(集英社)

さて、では島本理生を読んでみましょう。
最近(2013年)出版の「よだかの片想い」。

顔にアザのある女性アイコは、コンプレックスから周りの人たちと上手くコミュニケーションが取れずにいる。
大学の物理研究室で研究を続けることで、他人との交わりはますます薄くなっている。
そんなおり、アイコのような女性にスポットを当てた映画作りの企画が持ち上がり、アイコは雑誌の表紙になり、やがて映画監督と知り合い、そして感情の揺れを覚えて。。

という、まあ筋書きを書くと、よくある「コンプレックスを持った女の子の恋愛物語」ということになるんでしょうけど。
コンプレックスを持つことがどういうことか、ということを考えさせられますね。

よくあるのは「こういう私だから、今の私がいる」と、自分のコンプレックスを受け止めて納得する人。
。。。。一見、とても前向きそうに見えるけれど、本当かなあという気もする。
逆に、コンプレックスを抱え込んで「かわいそうなワタシ」でいつづける人
。。。。一緒にいるのが辛くなるんですけど。

じゃあどうすれば?
という答えは、実はないのですね。

人間誰しも、他人と比べて劣るなあと思うところもあるし、これだけは勝ってるよなと思うところもあるし。
ただ、その「劣ってるなあ」というのが、このアイコのように目に見えてわかってしまう時はどうなるか。自分にあてはめることは、ちょっと想像が難しいですね。

その、想像が難しいところに、あえて切り込んだのが島本理生なんでしょう。

あらすじだけでは陳腐な恋愛ものになるところを、ああでもない、こうでもない、こう考えるのでは、こう感じるのでは、と、作者が悪戦苦闘してアイコの心情に迫ろうとしているのがわかります。

結局答えはないんだけれど、とにかく生きていくしかないのは間違いがないのですね。
そういう意味では、ちょっと勇気をもらえる本です。


巨人12-3阪神(8月19日・東京ドーム) 巨人2-1阪神(8月20日・東京ドーム)

いやはや。
昨日は大敗。今日はサヨナラ負け。
なんとも、力が入りませんな。

昨日は、途中で意識がなくなりかけましたわ(-◎-;)
まるでバッティング練習を見るかのような怒涛の攻撃を受けてしまいました。
今年のジャイアンツは、打つ方は全く振るわない、はずだったのにねえ。

途中で中継を見るのを諦めてしまいましたが、後で確かめたら、打たれたのは5回裏だけだったみたいですね。
試合時間も3時間半を切るスピーディーさ。
安打数を見ると同じくらいだから、同じくらいには打てていた、はずだったのですが。

野球は面白い。

それに比べると、今日は見違えるような投手戦で、見応えはありましたね。
ジャイアンツ菅野対タイガース藤浪。
ともにピンチを切り抜けるたびに、大きなガッツポーズと雄叫びをあげていましたね。

それくらい気合が入っていたのでしょう。お互いに。

最後に勝敗を分けたのは、やはりミスからでしたね。

大事なところで3連敗。いやはや。
こういうこともあろうかと覚悟はしていましたが。
本当にやってしまうところがタイガースです。

虎ファンはつらいです。

2015年8月18日火曜日

巨人8-1阪神(8月18日・東京ドーム)

なんとも。見ていられないような試合でした。久しぶりに、途中で見るのを諦めました。
さっき、試合結果をチェックしました。
1安打完投。
タイガースの得点シーンを見られたのが幸いでした(^◎^;)
珍しい「ノーヒットで1点」でしたからね。
あのままだと、マイコラスに「無安打試合」となるところでしたね。

先発・メッセンジャーがどうしようもなくコントロールが悪かったですね。
とにかくストライクが入らない。
カウントが悪くなって、ストライクをとりにいくと打たれる。
あるいはカウントが悪いままフォアボール。
押し出しまでありましたからね。

まあ東京ドームで、大きい当たりが出ないようにと慎重になったんでしょうけど。

ここ数試合は、好投しているのに味方が得点できない、ということでクサっていたと思うのですが。
今日ははっきり、メッセンジャーが試合を作れませんでした。

リリーフした金田も、フォアボール連発。
やれやれ。

あ、歳内が好投していましたね。
どうやらケガではないらしい。よかったよかった。
山本も、ちゃんとリリーフできたみたいで。
これからこの二人の登板が増えるのかな。
早く出てこい、松田、島本。

ともかく、今日はコテンパンにええようにやられてしまいました。
こんな試合はさっさと忘れて、明日のことを考えましょう。うん。

2015年8月17日月曜日

【ビブリア古書堂の事件手帖6-栞子さんと巡るさだめ】三上延(メディアワークス文庫)

「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズもいよいよ佳境に入ったらしいです。
というか、そろそろネタ切れ(^◎^;)の印象も。

前作(5)が、古書の内容がちょっといい加減なものになっていっているような印象だったので、ぼちぼちガソリンが切れてきたのかなと心配していました。
今回は全編が太宰治。「走れメロス」「駈込み訴」「晩年」の3作です。
そしてそれぞれの章にちょっとずつ解決はあるのですが、最後にどーんとまとまって大きな謎が解ける、というからくり。

正直言って、古書のうんちくを色々述べられるより、これくらいハラハラ・ドキドキ、そして謎解きの面白さが勝ったほうが、読んでいて面白いですね。
まあそれだけ、シリーズを読んできてある程度、古書の世界に親しんだ、という下地がこちらに出来たからということもあるでしょうけど。
それだけにシリーズ物は難しいでしょうね。
ここまで書き続けている作者には、頭が下がります。

さて、先に書いたように、今回は全編を通しての推理が見もの(読みもの、というのかな)です。
かつて栞子さんと太宰治の「晩年」の奇観本をめぐって傷害事件まで犯した田中俊雄が、別の「晩年」を探してほしい、という依頼をしてくる。それはかつてある教授の書庫から盗まれたことがあった。後日、取り戻したのは栞子さんの祖父。しかし書庫はほぼ密室。どうやって犯人は本を盗んだか。その一切について、祖父は語らなかった。それはなぜか。そして今、その本はどこにあるのか。

どうです。謎だらけでしょう。
でまあ、推理小説としては「?」と思わなくもないのですが(古書マニアにしか分からない仕掛けがあったりして)、探偵小説としては十分楽しめますね。

ただ、栞子さんと五浦くんが、はっきりカップルとなってしまったのが、さて今後作品にどう影響するのかが気になります。いまでもちょっと、あざといラブコメ風なところが見受けられるので。

【ひとりぼっちを笑うな】蛭子能収(角川新書)

これ、結構ベストセラーになってるみたいですね。
テレビタレントとしても活躍されている漫画家・蛭子能収さんのエッセイ。
実は今まであんまりこういうのは書いてこなかったみたいです。
意外ですね。

で、題名のとおり、ひとりぼっちが好きで、仲間とつながるのが苦手、それで「何が悪いのかなあ」という問題提起ですね。あ、問題提起というと大げさですけど。

昨今の「絆」とか「友情」とかの大合唱に、少々うんざりしている、という気分はわたくしも持っているし、「大勢でワイワイやるのが苦手」なのに、「協調性がない」だとか「人情がない」だとか批判されるのも同じ。

で、それでもずーっと同じペースで「ひとりがいいんです」と言い続けると、なんとなく周りもわかってきてくれる、というところも同じです。

いやあ、いい本が出ました。
今度から自分のことを説明するときには、「蛭子能収さんの本に書いてあるのと同じです」と言えば済むわけですから。

ちなみに、本業の漫画の方は(知らない人が多いみたいだけど)、テレビで見る印象とは違って、エログロナンセンスの極みで、読んでもあまり気分のいいものではないですよ(昔読んだことがある、というだけだけど)。

【オレンジだけが果物じゃない】ジャネット・ウィンターソン(岸本佐和子訳・国書刊行会)

ジャネット・ウィンターソンの自伝的小説。
教会に狂信する母親に、児童施設からもらわれて、伝道師となるべく教育を受ける。学校にも行かず、同年代の子どもとは協調できないが、神の意志を第一に考える人間へと育っていく。
なにもかも母親に管理される生活が続いたが、好きな女性ができたことで、神への背信と自分の心に正直に生きることとの間で悩みぬき、ついに母親の手から逃れて、新しい生活へ。

と、これが大筋なんですけど。
さすがジャネット、大筋の合間合間に、なんの境目もなく民話だとか童話だとか、ついには円卓の騎士の物語までが挟まってきて、やはり話は時空を越えていくのですね。

題名はなんとなく滑稽だけれど、オレンジだけが果物だと言い張る人たちの中で、
「そうじゃない」という声を上げるのは大変なことなんですね。
終盤、母親はオレンジだけが果物じゃないと言うけれど、
「パイナップルもいいものよね」
と、結局オレンジがパイナップルにとって変わられただけ、ということになるのですね。

自伝的小説とは言いながら、結局は「小説」なのですから、小説として楽しみましょう。

いろんな価値観があっていいし、もっと極論を(ジャネット風に)言えば、今生きている時間と違う時間を生きている自分だっているかもしれないしね。
というふうに考えると、世界は広がって、気持ちも広がっていきますね。

ヤクルト1-6阪神(8月16日・神宮球場)

1位チームと2位チームの「首位決戦」
しかし。。。
ミスが多すぎますね、お互いに。
鳥谷のタイムリーエラー。スワローズ山田の捕球ミス。そのほか、センターライナーを後ろにそらす比屋根。ファウルフライを落球する雄平。
エラーにはならなくても、バントの失敗とか、走塁ミスとかね。

まあ、勝ったらそれでいいんですけど(^◎^;)
昨日も鶴岡が後ろにそらしてたしなあ。それが決勝点のようなもんやったし。

とはいえ。
そんな中で光ったのは、やはり福留の一発でした(^◎^)。
目の覚める、というのはこういう打球を言うのでしょうね。

また、先発岩崎もよく投げました。
やはり、ぶんぶん振り回すスワローズ打線には「するっときてすとん」の軟投岩崎が効果てきめんですね。
エラーによる1失点のみ。
前回のピッチングもよかったから、これからローテーションに入ってくる可能性大ですね。

ただ、全く解せなかったのは9回表の攻撃。
5点リードで、無死2塁。
ここで、8番藤井は送りバント。
えっ、送りバント(-◎-;)
5点リードで。ピッチャーでもないのに。
よっぽど藤井のバッティングの調子が悪いのかなあとも思いましたが、2回バントを失敗して、ヒッティングに変えたらこれがセンター前(-◎-;)
1塁塁上で、藤井に笑顔なし。
これは、バントを決められなかった自分への不満、ではないような気がします。
そのあと満塁となって、内野ゴロで三塁ホースアウトとなってしまうのですが、これは走塁ミスといえるものですが、ちょっと緊張感がなくなっていたのではないかなという気もしました。
まあベンチの思惑はいろいろあるのでしょうが。
ちょっと意図が分からなかったですね。

あと、心配なのは歳内くん。
昨日、今日と、マウンド上でおかしな仕草。
ただマウンドが硬くておかしくなっただけ、と思いたいですね。

2015年8月16日日曜日

【運命の本】井上ひさし(文藝春秋)

昨日(8月14日)、夏休みをとって、森之宮にできたキューズモールに行ってきました。
思ったほど広くはないショッピングモール。その一角に「まちライブラリー」というのがあります。
利用者同士が本を持ち寄り、図書館(のようなもの)を作って、コミュニケーションを図ろうという取り組みで、全国に広がっているらしいです。
森之宮にあるまちライブラリーは、カフェと併設されていて、カフェで何かを注文すると席に座ってゆっくり読める、というシステム(注文しない場合は立ち読みのみ)。

たくさんある中から1冊、2冊を選んで、カフェオレを注文して、約2時間、ゆったりとした読書を楽しみました。

【運命の本】井上ひさし(文藝春秋)
で、手にとったのが上記の本。
脚本家、小説家、読書家として知られる井上ひさしが、架空の(たぶん)講演会という形で語った、本との出会いを中心とした自伝的エッセイ。
講演会のようなので、まるでこちらに語りかけてきているような感触です。
そして話の内容がすこぶる面白い。
東北の田舎で、図書館には97冊しか蔵書がなかったこと。終戦後、自宅に貯蔵していた闇米をこっそり持ちだして東京まで売りに出かけた話。そこで今まで手にしたことのない「野球界」という雑誌を買って帰った話。入所していた児童施設にイギリスから送られてくる洋書(児童施設がキリスト教系で、本部がイギリスだったらしい)を、どうせ読み手がいないだろうからとこっそり(!)東北大学近くの古書店で売りさばいて、そのお金で映画を見まくった話。
本を買い込みすぎ溜め込みすぎ、ついに家の床が抜けてしまった話。
離婚を機に蔵書を整理したところ、3万冊ぐらいだろうと思っていた冊数が13万冊だった話。その内の一部を寄贈してほしいとある大学の図書館に頼まれたが、ほかの本も全て面倒見てくれと言ったら断られたので、すべての申し出を断った話。
結局、故郷の山形県川西町に、劇場を併設した図書館を設立することになった話。

どれもこれも驚くべき内容。そしてとても面白い。
文字通りに、一気に読んでしまいました。
案外、やんちゃなことをやり続けたのだな(それも結構年齢が進んでも)と感心することしきりでした。


ブックカフェのようなところには、初めて入ったのだけれど、図書館ほど雑然としていなくて、まあコーヒー代ぐらいはかかるのだけれど、時々時間を過ごすのにはいいかもしれないと思いました。

2015年8月15日土曜日

ヤクルト9-1阪神(8月15日・神宮球場)

野球というのは、面白くも恐ろしいスポーツですね。
今日の序盤はタイガースのペースかと思われましたよ。
スワローズ・館山はコントロールがままならず、フォアボールを連発して球数も多かった。
対するこちら、岩田は3回まですべて三者凡退で、まさに完璧。

しかし、そこに落とし穴があったんですね。

タイガースはランナーをためてもためても、あと一本が出ずに無得点のまま。
すると4回。
スワローズ打線が岩田に合ってきました。
そしてワイルドピッチ(-◎-;)で先制されてしまいました。

こうなるとすっかりスワローズのペース。
5回にもまたまたワイルドピッチ(-◎-;)などで2失点。

攻撃する方も後手後手となって、ダブルプレー崩れの1点のみ。

それでも3点差なら、まだまだワンチャンスと思っていましたが。
8回裏に、岩本、高宮がワンアウトも取れない間に5失点で、試合は決定づけられてしまいました。

最後はバーネットも出てきたしね。

とはいえ、やるべきことはやったうえで、負けてしまったのだから、仕方ないとも言えますか。
大きなエラーといえば、岩田の暴投だけだし。
ミスの連続、というわけではなく、実力的に打てなかった、守れなかった、ということですね。

ここまで、長期ロードには珍しく調子が良かったので、こういう大敗をすると、ちょっと気になってしまうのが虎ファンなのですが。
まあ、今季、負けるときはこういう試合展開も多いので、あまり気にしないでおきましょう。
つまりは「負けている時の2番手、3番手の投手の出来」というのが、かなり左右しているわけですね。

これ、多分、どのチームも同じような事情なのではないでしょうか。
だからセ・リーグは、ダンゴ状態が続いているのでしょう。

ともかく。
連敗したわけではないので、あまり気にせず、明日からの試合に望んでもらいましょう。

今日のテレビ中継は、ゲストに虎ファンの飯星景子さんが出ていました。
さすが、ツッコミどころとか、解説の広澤克実さんへの質問とかが、的を得ていて、その上で明るい虎ファン代表のようで、とても面白かったです。
しょうもない解説者より、こういう人にいろいろ喋らせてほしいと思いました。

ヤクルト3-7阪神(8月14日・神宮球場)

今日の藤浪の立ち上がりはとても悪かったですね。
コントロールに苦しみました。
押出フォアボールで先制点を与えてしまうし。
江越のホームランで同点に追いついたと思ったら、その裏に今度はワイルドピッチで勝ち越されるし。
「こらもう、交代やな」
とつぶやいたら、ぶたこが
「何言うてんの。まだ2点取られただけやがな。藤浪のことやから、ここから修正してくるで」

その通りになりました(^◎^;)
ぶたこ、さすがです。

4回からは別人のようなピッチング。
この修正能力は、本当にただ者ではない、という感じですね。

さて、神宮球場は最近では珍しく、グラウンド内にブルペンがあるのですね。
だから、控え投手の動向がよく分かる。
今日の終盤、3点差で8回表を迎えました。
ブルペンではリリーフの福原が、よっこらしょとばかりにウォーミングアップをはじめていました。
ははあ、これは8回裏は福原、9回はオ・スンファンのリレーかな。
ところがベンチでは、藤浪が人差し指を立てていました。
どうやら「もう1イニング、投げさせて下さい」
ということらしい。
ベンチからブルペンに電話をかける中西コーチ(同じグラウンド内でも、連絡は電話でするんですね)。
するとここで今成がタイムリーを放ち、得点差が4点に広がった。
こうなるとオ・スンファンにはセーブはつかない展開に。
となると、その前のリリーフは福原でなくても、ということになったらしい。
中西コーチは再び電話をとり、ブルペンでは投球練習をはじめていた福原が途中でストップ。なにそれ? というような表情でブルペンのベンチに座り、代わりに歳内と安藤が投球練習をはじめました。
で、8回裏は歳内が登板。しかし畠山に死球を与えて降板。
代わって登板したのは左の高宮。
高宮も、ワンアウトをとったあと、今度はデニングに死球。
ここで安藤登板。
安藤は代打大引を打ち取るも、続く中村にタイムリーを打たれて再び3点差。
こうなると、9回裏はオ・スンファンでしょう。
セーブがつく点差になったし。
と思ったら、9回表にこんどは福留のタイムリーが出て、再び4点差。
こうなると(^◎^;)、リリーフはオ・スンファンではなく、岩本が登板。
ところが岩本は連打を浴びて、無死1,3塁。
となると、セーブがつくことになり、オ・スンファン登場。
。。。。。。
いやはや、めまぐるしい展開でした。
ばたばたとしましたね。
こういう展開の間、ベンチからブルペンにはしょっちゅう電話がかかってくるし、そのたびに違う投手が投球練習をすることになり。。。という、普段では見られないブルペンの様子がよくわかりました。
抑え投手は大変です。
急に用意したり、途中でやめたり、また始めたり。
福原が「Why?」というような仕草をしているところまで映されていましたが(^◎^;)
まあ、気持ちはわかりますね。
後半、調子が上がってきていただけに、8回も藤浪でよかったのでは? とも思いますが。
まあその辺りはベンチの采配というか、考え方というか、予想の仕方というか。
難しいんでしょうけどね。
「苦労かけたな」という一言でも、福原にかけてあげてほしいと思いました。
あ、山口コーチにもね。
お疲れ様でしたm(__)m

2015年8月14日金曜日

阪神4-1中日(8月13日・京セラドーム大阪)

なんかよお分からんうちに、連勝してしまいましたよ。
久々登板の秋山投手、いい内容でした。
できれば勝ちをつけてあげたかったけどね。
というか。
ドラゴンズ打線が全くふるいませんね。
秋山から1点を取るのがやっと、という感じでした。

対するタイガース打線も、ドラゴンズ大野を全く打ち崩せず。
ゴメスのホームランによる1点のみ。
結局ヒットを打ったのは、ゴメスとマートンだけでしたか。

このままずるずると行くのかな、と思ったら、相手投手が交代して、そして可能の一発(^◎^)
これ、効きましたね。
更にフォアボールと連打で2点を追加。
3点差という一番安心な点差でオ・スンファンにバトンタッチできました。

そこここで「首位をガッチリキープ」とかいうことも聞かれそうですが。
まだ2.5ゲーム差では安心もできません。
それに、今回の連勝は最下位チーム相手ですからね。
まあそこで負けてたら、情けないの一言になるんですが。

ともかく。
本当の戦いはここから。
上位チームとの対戦でしょうね。
どういう試合をしてくれるのか、楽しみではあります。

2015年8月13日木曜日

阪神3-1中日(8月12日・京セラドーム大阪)

普段あまり注目されていない、いわゆる「伏兵」と呼ばれる人たちが、「意外と」活躍するのは見ていて楽しいです。
藤井が先制点のきっかけとなる三塁打。
坂が決勝点となる三塁打。
どちらも三塁打!

正直、どちらもあまりバッティングを期待されてはいなかったでしょう。
特に藤井は、レフトオーバーで、ドラゴンズのレフトが和田であったことを差し引いても(^◎^;)三塁打になるとは、球場中の誰もが思ってもいなかったことでした。
さらに、メッセンジャーにタイムリーが打てるとは(^◎^;)!

しかし、可哀想だったのはそのメッセンジャー。
自身が先制打を打ったのに、その後が続かず。
6回表には同点にされてしまいました。

今日もチームは勝ったのに、メッセンジャーには勝ち星がつかず。
なんとも、不運としか言いようが無いですね。
中4日で投げてくれて、6回を1失点。
頭数が揃わない先発陣をどれだけ助けてくれているか。

今日はマウンドを降りたあと、ベンチでふんぞり返っている姿が映っていましたが。
できればみんなを応援してほしいと思うけど、まあ気持ち的にはわかりますね。
それでも最後、勝利の挨拶の時にはチームメイトと笑顔を交わしていたから、ちょっと安心しましたが。

きっといつかは勝てる。これだけチームに貢献しているのですから。
クサラずに、頑張ってほしいです。

2015年8月11日火曜日

阪神3-1中日(8月11日・京セラドーム大阪)

今日の能見は、安心してみていられるピッチングをしましたね。
初回の3点のみ、というのがちょっと。
勝ち越し点も、新井のラッキーなヒットでしたし。
そこに至るチャンスも、大和のバントをドラゴンズが処理し損なったところからですし。

まあ、運も実力のうち、とは言いますが。

もうちょっと、打線には奮起を促したいところです。
オ・スンファンも、やっとこさという感じが否めませんしね。
とはいえ、やはり最後は彼に投げてもらわないとね。

ロードの途中とはいえ、大阪での試合、しかもドーム球場ですから、楽なものでしょう。
ここで勝ちを稼がないとね。

2015年8月10日月曜日

【タングルレック】ジャネット・ウィンターソン(瓜生知寿子訳・小学館)

イギリスの片田舎。古い古い屋敷タングルレック邸に住むシルバーは、ある日両親と姉がロンドンに行ったきり行方不明となってしまい、「おばさん」と称するミセス・ロカバイと同居することに。
そこに度々訪れるダークウォーターなる不思議な人物。彼は「タイムキーパー」を探しているといい、それはこの家のどこかにあるはず、それをシルバーは知っているはず、と主張する。
タイムキーパーを持つものは「時間」を支配することができる。
同じようにタイムキーパーを狙うリーガリア・メイスンなる女性実業家も現れ、シルバーは逃げ出すが、そこで知り合ったのは見たこともないような人々だった。

ジャネット・ウィンターソンの、これは児童文学の部類に入ると思うのですが。
子供が読んでも分かるのかなあ。
「アインシュタイン・ライン」とか「量子コンピュータ」とか、はてはシュレディンガーの猫までが登場するのです。
時間の壁を超え、宇宙を超えて、シルバーの冒険は続いていくのですね。

先に読んだ「さくらんぼの性は」に通ずる、これは時空を超えた物語。
わたしたちが今過ごしているこの時間は、本当に「今」しかないのか。
ひょっとしたら「ありえたかもしれない未来」もあるのかも。

「時間」をテーマにしたファンタジーといえば、ミヒャエル・エンデの「モモ」もすぐに思い浮かべてしまいます。あれは「時間泥棒」たちと、時間を取り戻そうとするモモの話でした。
それに比べてもこの「タングルレック」は、時間の概念が複雑です。
時間を自分のものにできれば、世界を、宇宙を支配できる、というのは同じようなのですが、その「時間」は、ただ一つのものなのかどうか、というとそうでもないらしい。
今流れている「時間」とは、別の「時間」もどこかにある。
どの「時間」が正しいのかはわからない。いや、たぶんどの「時間」も、その「時間」のなかでは正しいのでしょう。

と、どんどんわけがわからなくなるのです(^◎^;)
でも、「今」という世界が、どこか別のところで、全く別の「今」があったら、ちょっと楽しいかもしれません。
もうちょっとマシな世界があるかも、などと考えるとね。

物語は、ハッピーエンドなのかどうなのか、微妙なところなのですが、現在のところ、わたしたちは今流れている時間の中でしか生きていくことができないので、現実をありのまま受け止めるという覚悟と責任があるのかもしれません。
ということを考えさせられる物語でした。

やっぱり子供には難しすぎるかもよ(^◎^;)



2015年8月9日日曜日

DeNA2-3阪神(8月9日・横浜スタジアム)

長期ロードのはじめで、2カード連続の勝ち越しは大きいですね。
特に、初戦を落としても、2戦目、3戦目を勝てるのいうのが、ちょっといままでのタイガースらしくないところです(^◎^;)。

今日のタイガース先発・岩崎は、今季最高のピッチングだったかも。
7回途中までで2安打ですからね。
アクシデントでの交代が悔やまれます。
あとを引き継いだ安藤が、よく抑えました。
緊急登板だったと思うんですが、それだけに先頭の筒香のヒットは致し方ない。
でもそのあとはきっちり抑えました。
最後は、オ・スンファンが、ちょっとハラハラさせましたけど(^◎^;)
昨日の締めがたった6球だったので、気を抜いた、というわけではないでしょうが。
それでも勝てばいいわけで(^◎^;)

それにしても、DeNAは、春先の元気がありませんね。
焦りもあるのかな。
早打ち、決め打ちが多すぎるような気がしました。
そうなると、今日の岩崎のような、「ゆるっときてストンと収まる」ような球を投げるピッチャーには手こずりそうです。
まあ、タイガースの打者も似たようなものなのですが。

相手チームのことながら、ちょっと心配です。

芥川賞候補作

【夏の裁断】島本理生(文學界平成27年6月号)
【MとΣ】内村薫風(新潮2015.3)
【ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス】滝口悠生(新潮2015.5)
【朝顔の日】高橋弘希(新潮2015,6)

又吉直樹氏が受賞したことで、今なお話題になっている芥川賞ですが。
ではその他の作品はどうだったのか。
ちょっと興味を持って読んでみました。
(羽田圭介氏の受賞作は、まだ読んでいませんが)

滝口氏作品、高橋氏作品は、作品としてあまり楽しめませんでした。
滝口氏のは、なんとなく今までもよく読んできたなあという気がするし、高橋氏のは、ちょっと作品としてのあざとさが見えるような気がして。
内村氏作品は、時空感覚が面白かった。こういう作品、ちょっと好きです。
島本氏作品は、セクハラが主題か、と思って最後まで行くと、いきなりバックドロップを食らわされた感じ。綿矢りさタイプ。これが受賞してもよかったかも、と思いました。

調べてみると、島本理生さんって、結構若いみたいなんだけど、デビューして10年経ってるらしいです。
これが何度目かの芥川賞ノミネート。しかも昨年は直木賞にもノミネートされていました。
こういう人は、ちょっと気になりますね。ミーハー的にですが。
でも、選ばれるからには理由があるはず。
おもしろハズ、と思ってしまいます。

DeNA2-5阪神(8月8日・横浜スタジアム)

今日はまあ、快勝と言っておきましょう。
このスコアですからね。
できれば中押し点とかがほしいところでしたが。
しかし、リリーフした福原もオ・スンファンも、きっちり0点で抑えたことですし。

それにしても、今日の藤浪はなかなか奇妙でした。
良かったのか悪かったのか。
初回はコントロールも定まらず。
簡単にヒットを打たれて2失点。
しかし終わってみれば10奪三振の「好投」(^◎^;)

まあ、勝てばいいんですけどね。

テレビ中継を中心に見ていましたが、今年の横浜のファンは熱気にあふれていますね。
圧倒されそうです。
いままでは応援歌の歌詞までは聞こえてこなったのですが、今日ははっきりと何を言っているのかが分かるくらいでした。
圧倒されそうです。
そんな中で勝利したタイガースは、褒めてあげたいですね。

それにしても、中押し点が。。。という思いは残ります。
明日からの課題としておきましょう。

2015年8月8日土曜日

DeNA7-4阪神(8月7日・横浜スタジアム)

なんともストレスの貯まる試合でしたね。虎ファンとしては。
初回。先制点をあげて、さらに2死満塁。
ここで追加点を取れなかったのが痛かったですね。
ここまでは、今日も打線がつながって、昨日、一昨日に続いての大量得点を期待しましたが。
今日は肝心なところでの打線のつながりがありませんでした。

1番バッター抜擢の中谷が全く打てず。
今季打率1割台の新井もチャンスで打てず。
そうなると、売り出し中の江越も無安打。

というわけで、打線は途切れてしまいました。
毎回のようにランナーを出しても、返すことができませんでした。

そして。
ベイスターズはワンチャンスで3得点。ヒット、四球、ホームラン。
あっという間でしたね。

8回裏登板の加藤は、調子はどうなんでしょうね。
前回登板もあんまり芳しくなかったし。
後を引き受けた岩本も、苦しかったでしょうね。ちょっと可哀想でした。

しかし、なんといっても可哀想なのはメッセンジャー。
被安打2本で3失点とは。
そして味方の援護がほぼない状態。

しかし。打線はどうなんでしょう。
今日の打順は、どういう考えだったんでしょうね。
どうして今成じゃなくて新井良太だったんでしょうね。
ときどき、わからんことをしますね。

2015年8月7日金曜日

【さくらんぼの性は】ジャネット・ウィンターソン(岸本佐和子訳・白水社)

西加奈子のブログで、「今、ジャネット・ウィンターソンを読んでます」というのがあったので、さて、どんな作家なのかなと思って読んだのでした。

17世紀のイギリス。テムズ川で拾われたジョージと、育ての親「犬女(ドッグウーマン)」との物語。
人並み外れた(というか、ほとんどモンスターのような)体格と力を持った「犬女」は、わが子ジョージと愛するイギリス王のために、破壊と殺戮を繰り返す。そして二人の旅の行き着く先は。。。

という話がいちおう中心にあるのだが、物語は時間と空間を自由に行き来し、突然現代の世界銀行やペンタゴンに乗り込んで、片っ端からカタをつける。その爽快さ。

かと思えば、空飛ぶ都市や塔に住む姫君などのファンタジーも突然入ってきて。

はい。
物語世界では「なんでもあり」なんですね。
そしてその「なんでもあり」を、物語自身が語ってしまう。
とっちらかっているようで、これはとても頭のいい人でないとかけない物語なのです。

それに、大事なことは、物語の主義主張はとても一貫しているということ。
だから突然時空が飛んでいっても、違和感なく読み進めることができるのですね。

巻頭の「ホビというインディアンの種族の言語には、時制がない。これは何を意味するか」
という、意味するところを解き明かそうとした、大変な作品だと思います。
すばらしい。

広島2-8阪神(8月6日・マツダスタジアム)

カープの選手全員が86の背番号を背負った試合。
テレビ解説をしていた福本豊さんも言っていたけれど、今日のような日に勝負事はできればしたくないですね。見たくもないけれど、やるからには真剣にやる、手を抜かずにやることが、今日という日に対する敬意ということにもなると思います。

カープの選手には、今日という日が逆にプレッシャーになったのかもしれませんね。
先発薮田は、初回からコントロールが定まらず、4失点。
中盤からは立ち直ったものの、リリーフした戸田、江草(がんばってるか~)も失点を重ねてしまい、終わってみれば昨日と同じスコア。

タイガース先発・岩貞も、コントロールがままならず。毎回ランナーを背負う苦しいピッチング。
それでも丸のホームランによる失点だけで3回まではなんとか来たけれど。
4回の守備の乱れから満塁のピンチになったところで、ベンチは早々と投手交代。

なんか、決断が早かったですね。
回は浅い。まだ3点差がある。
でも、岩貞のピッチングは、見てられなかったんでしょうね(-◎-;)
リリーフした岩本が、押し出しのフォアボールがあったものの、あとはきっちり抑えて今季2勝目。

試合後、カープファン、虎ファンまざって、あちこちで記念写真をとっている姿が放映されていました。
平和、を一番感じた映像でしたね。
平和でなければ、ゲームは出来ない。


2015年8月6日木曜日

広島2-8阪神(8月5日・マツダスタジアム)

ABC朝日放送は、明日から高校野球が始まるのでスポーツアナウンサーは大忙しなんですね。そのおかげで、本来は実況とベンチレポートの2人体制で行う野球中継も、今日は実況アナウンサー一人だけ。
しかし、今日のアナウンサー、中邨雄二アナは、ぶたこぶ家のお気に入りのアナウンサーの一人です。
そして、いつも楽しい実況が、一人であれもこれも切り盛りしていたせいか、いつも以上にはじけ飛んだ実況でした。
(マートンのホームランに)「おめでとう!」
(ロザリオのエラーに)「ありがとうロザリオくん!」
(グスマンのまずい守りに)「あんたがたグスマン!」
極めつけはマートンのホームラン談話を、マートンの声真似までしていました(^◎^;)
まさに独り舞台。

いや、スポーツアナウンサーの中には、とても楽しい放送をしようとする人もいっぱいいますが、どれもこれも鼻につく話しぶりで、あまり好きにはなれません。
なぜか、中邨雄二アナだけは、楽しめるのです。

そして、試合にも勝ったら、ますます楽しい。
マートンのホームラン、江越のタイムリー、鳥谷にも久々のタイムリー。
投げては能見が8回2失点。まあ会澤に打たれたホームランは、仕方ないかな。
完投、完封目前でしたけどね。

能見のピッチングスタイルは、スライダーで追い込んでフォーク、チェンジアップで空振りを取る、というものなので、超積極的にスイングをしてくるカープ打線に「はまった」感じですね。
もちろん、一歩間違えればカウント球のスライダーを狙い打たれて連打を浴びる、ということもあるので、相性の良さもあるけれど危険なときもある。今日はそれがいい方に働いたということでしょう。
本当に久々に、安心して見られたゲームでした。はい。

2015年8月4日火曜日

広島6-5阪神(8月4日・マツダスタジアム)

なんとも、暑苦しくも情けない試合展開でしたね。
お互いに、エラー、ミス。
そしてフォアボール。
なんともはや。

カープ黒田とタイガース岩田の投げ合いを期待していたのですが。
多くのカープファン、虎ファンもそうだったでしょう。
それは1回の表裏だけでしたね(^◎^;)。

暑さで集中力がなくなった? そんなことはないでしょうけど。
僅差のゲームということで、本来なら緊迫したゲーム展開、といいたいところでしょうが、やはりミス絡みの失点が多かったことで、なんだか締まらない印象になってしまいました。

今が暑さのピーク、しんどさのピークだと思うので、選手の皆さんには、ここ、もうひと踏ん張りしてもらいたいところです。

点差だけを見れば接戦だったのですが、接戦を見た、という印象が残らない試合でした。
はぁ。

2015年8月3日月曜日

【本当のことしかいってない】長嶋有(幻戯書房)

最近の読書のやり方というか、わたくしの場合は図書館での本の借り方ということになりますが、「一人の作家に集中する」ということをしています。
理由は「一人の作家を極めたい」とかいう高尚なものではなく、「読み落としがない方がいい」という消極的なものです。
「この本は前に借りたかどうだったか」というのがわからなくなる時が増えてきました。情けいないことです。更に借りてきた本をほぼ半分ぐらい読んだところで、
「あ、前に読んだ」
と急に思い出したりするのですね。それもかなり分厚い本だったりすると、なんだか損をしたような気になるのです。
本当は、読む前にというか借りる前に忘れているくらいなのだから、読みなおしてもいいわけなんですけど。

まあそういう諦めもだんだんについてはきていますけど。
できるだけそんなことがないようにしよう、というのと、一人の作家のある作品を読んで、
「面白いなあ」
と思ったら、その作家の他の作品もかためて読んでしまおう、という気が起きるのも事実です。
まあ、その両方ですね。

というわけで、最近そういう読み方をして、かためて読んでいるのが長嶋有。
「祝福」が面白かったので、他の作品、前の作品も読んでみようかなと思ったわけ。
確か「サイドカーに犬」と「猛スピードでは母は」は、もう読んだはず。でももう一回、読みなおしてもいいかな。

と思うくらい、なかなか面白いです。
で、「本当のことしかいってない」は、書評集なのですが、これもなかなか。作者は評論家ではなく、小説家ですから、読んでいる作品・作家にある偏りがあるのは当然のこと。例えば、外国作品はほとんど触れれてもいません。
まあ、「書評」じゃなくて、「読書の仕方」とか、「本の読み方」とか、「こんな本、面白いよ」の紹介かなと思えば、これほど面白い書物もないかもしれませんね。ちょこっと「作家」の顔ものそぞかせて、書評の枠を超えてしまうのも面白いです。


さて。
その他読んだ長嶋有作品です。

【タンノイのエジンバラ】長嶋有(文藝春秋)
【泣かない女はいない】長嶋有(河出書房新社)
【パラレル】長嶋有(文藝春秋)

↑ちょっと恥ずかしい感じもする小説群。


【ジャージの二人】長嶋有(集英社)
【ねたあとに】長嶋有(朝日新聞出版)
【佐渡の三人】長嶋有(講談社)

↑「スローライフ」な作品群。


【いろんな気持ちが本当の気持ち】長嶋有(筑摩書房)
【電化製品列伝】長嶋有(講談社)
【安全な妄想】長嶋有(平凡社)

↑独自の視点のエッセイ群。


久しぶりの読書感想文でした。しばらく書かないと、書くことに構えてしまう自分がいます。構えず、自然体で、というのはとても難しいですね。とくにこういうブログになると。でも誰が読んでも構わないし、自分の感想なのだから自分らしく書くことで、それでいいと割りきって、これからも書くことにします。
あまり、間を置かずに。
読んだ尻から(^◎^;)

2015年8月2日日曜日

阪神0-5ヤクルト(8月2日・甲子園)

なんともはや。スワローズ山中にいいようにやられてしまいました。
岩崎はよく投げましたがね。
味方が点をとってくれない。
可愛そうでしたね。
7回を投げて2失点だったら、上出来でしょう。

初回の得点機を逃してしまったのが痛かったなあ。
あれで山中をノセてしまったような気がします。

あと。
福原の調子はどうなんでしょうね。
久々の登板で、しかもリードされている状態で、ということでモチベーションも上がらなかったのか。
あるいはどこか調子が悪いのか。
暑さに弱いのか(^◎^;)
ともかく、「らしくない」投球でした。
ちょっと心配です。

最後に投げた歳内がまあよかったので、ひょっとしたらこれから歳内、岩本といったあたりが使われだすのかなあ。若手投手が起用されるのは嬉しいですが。
過大な期待はしないでおきましょう。

今日の敗戦で一気に3位に沈んでしまいましたが、今は順位をどうこういう時期でもないでしょう。
とにかく一戦一戦。和田監督の口癖じゃないけどね(^◎^;)

阪神1-4ヤクルト(8月1日・甲子園)

スワローズ・バーネットは絶好調でしたね。暑苦しい長髪ももろともせず(^◎^;)、キレのボールを投げ込んでいました。
いやはや、頼りになる(^◎^;)
昨日タイガースが打ち込んだ中継ぎ投手陣に比べても休養十分(中5日)だったこともあるでしょうけど。

あと、やはり打線。
もうちょっと点を取らないとなあ。
メッセンジャーは、3失点なら、しかも畠山の一発というのが大きかったけれど、その程度なら責められないですね。連打を浴びたとか、やる気が無くなったとか(^◎^;)じゃなかったみたいだし。

前日は活躍した歳内が打たれてしまったのは残念ですが、岩本、山本といったところが良い投球をしました。ここらへんがちょっといいニュースかな。

今は暑さのピークでしょうから、秋に向かって(まだ先?)どれだけ体調を整えられるかということも大きいでしょうね。ああ、甲子園がドームだったらなあ。
あ、8月は京セラドームで試合をするのか。でも、あんまり涼しくないんですよね(^◎^;)

2015年8月1日土曜日

阪神10-8ヤクルト(7月31日・甲子園)

甲子園での首位攻防戦。
前回登板で完封勝利を上げた藤浪がいきなりの4失点という波乱の幕開け。
そのあとも点の取り合い。
5点差を追いかける展開に。

そしてそして。
夏本番となって、やや疲れの見えかけているヤクルト救援陣を打ち崩しての同点、逆転(^◎^)

最後もオ・スンファンが失点するも(^◎^;)、なんとか逃げ切りました。(^◎^)

それにしても。
タイガースはどうも、相手チームのペースで試合をするのが好きみたいで。
ドラゴンズ相手だと、少ないチャンスでの点の取り合い。
ベイスターズ相手だとミスを連発(^◎^;)
そして今日。スワローズ相手だと、何とよく打つことでしょう(^◎^;)
いつもこの調子でいけばいいのに。

でも、なんとなく相手のペースで試合をしてしまうのですね。
結局今日も打ち合い。

しかし、スワローズとの差は、リリーフ陣の差でした。
特にリードされた場面で登板した、歳内、岩本が、よく抑えましたね。
安藤、福原、オ・スンファンの勝ちパターンリレーが頑張ってくれるのはありがたいけれど、ここ一番というか、今日のような「追いかける展開」でのリリーフの頑張りというのも大事ですね。
若手の二人が無失点で切り抜けてくれたおかげで、今日は逆転できた、と思います。
お立ち台には立てないけれどね。

以前から、これから大事になるのは若手の中継ぎ投手と思っていました。
今日の二人の活躍は、ちょっと期待できるような気がしました。