2015年8月9日日曜日

芥川賞候補作

【夏の裁断】島本理生(文學界平成27年6月号)
【MとΣ】内村薫風(新潮2015.3)
【ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス】滝口悠生(新潮2015.5)
【朝顔の日】高橋弘希(新潮2015,6)

又吉直樹氏が受賞したことで、今なお話題になっている芥川賞ですが。
ではその他の作品はどうだったのか。
ちょっと興味を持って読んでみました。
(羽田圭介氏の受賞作は、まだ読んでいませんが)

滝口氏作品、高橋氏作品は、作品としてあまり楽しめませんでした。
滝口氏のは、なんとなく今までもよく読んできたなあという気がするし、高橋氏のは、ちょっと作品としてのあざとさが見えるような気がして。
内村氏作品は、時空感覚が面白かった。こういう作品、ちょっと好きです。
島本氏作品は、セクハラが主題か、と思って最後まで行くと、いきなりバックドロップを食らわされた感じ。綿矢りさタイプ。これが受賞してもよかったかも、と思いました。

調べてみると、島本理生さんって、結構若いみたいなんだけど、デビューして10年経ってるらしいです。
これが何度目かの芥川賞ノミネート。しかも昨年は直木賞にもノミネートされていました。
こういう人は、ちょっと気になりますね。ミーハー的にですが。
でも、選ばれるからには理由があるはず。
おもしろハズ、と思ってしまいます。

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