月に10冊も読んでいない。読めていない。
もっと読みたいなあといつも思うのだけれど。
昔に比べても(昔、ものすごく読んでいたわけでもない)読むのに時間がかかっている。
なにしろ、老眼だ。
ちょっと暗くなると、読めない。
小さい字も読めない。
(ハズキルーペをかけるほどではない。と思っている)
そうなると、いちどきに目に入る情報を、充分に把握することができなくなる。らしい。
つまりは、視野が狭くなっているのだ。
ああ、そういえば。
年寄りはみんな、視野が狭いよなあ。
と、これはまた、違う話。
考えてみれば、毎日1冊読んだとしても、年に365冊しか読めない。
10年で3650冊。
30年でようやく、1万冊だ。
(このあたりで、計算するのが億劫になっている)
読める冊数には限りがあるということだ。
だとしたら、無駄に読書はしたくない。
無駄に、つまり、面白くない話は読みたくない、と思う。
しかし。
面白いかどうかは、読んでみないとわからない。
評判になっている本、ベストセラーでも、自分にとって面白いかどうかは、読んでみないことにはわからない。
(最近は、世間との嗜好の乖離を感じることが多いので、余計にそう思う)
そんなとき。
「おそらくこの人は、自分と同じように本を楽しんでいる。だったら、この人が読んでオモシロイと思った本、おすすめの本は、まず間違いないだろう」
ということで、人を選んでしまうのである。
そこで、又吉直樹が出てくるのである。
又吉直樹 「第2図書係補佐」(幻冬舎よしもと文庫)
純粋に、本の紹介でも批評でもなく、どんなときにどんな気持ちで読んだかを、エッセイ風に(ときに物語風に。創作もあるはず)書いたもの。
先日読んだ「昔日の客」も、ここで紹介されていたので読んだのでした。
さて、月も変わったし。
ぼちぼち、読んでいこう。
読書は、楽しい。
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