2018年8月1日水曜日

7月も終わり 「第2図書係補佐」 又吉直樹

今日までの読書録を見ると、ようやく50冊を超えたところ。
月に10冊も読んでいない。読めていない。

もっと読みたいなあといつも思うのだけれど。
昔に比べても(昔、ものすごく読んでいたわけでもない)読むのに時間がかかっている。

なにしろ、老眼だ。
ちょっと暗くなると、読めない。
小さい字も読めない。
(ハズキルーペをかけるほどではない。と思っている)

そうなると、いちどきに目に入る情報を、充分に把握することができなくなる。らしい。
つまりは、視野が狭くなっているのだ。

ああ、そういえば。
年寄りはみんな、視野が狭いよなあ。
と、これはまた、違う話。

考えてみれば、毎日1冊読んだとしても、年に365冊しか読めない。
10年で3650冊。
30年でようやく、1万冊だ。
(このあたりで、計算するのが億劫になっている)

読める冊数には限りがあるということだ。
だとしたら、無駄に読書はしたくない。
無駄に、つまり、面白くない話は読みたくない、と思う。

しかし。
面白いかどうかは、読んでみないとわからない。
評判になっている本、ベストセラーでも、自分にとって面白いかどうかは、読んでみないことにはわからない。
(最近は、世間との嗜好の乖離を感じることが多いので、余計にそう思う)

そんなとき。
「おそらくこの人は、自分と同じように本を楽しんでいる。だったら、この人が読んでオモシロイと思った本、おすすめの本は、まず間違いないだろう」
ということで、人を選んでしまうのである。

そこで、又吉直樹が出てくるのである。

又吉直樹 「第2図書係補佐」(幻冬舎よしもと文庫)

純粋に、本の紹介でも批評でもなく、どんなときにどんな気持ちで読んだかを、エッセイ風に(ときに物語風に。創作もあるはず)書いたもの。

先日読んだ「昔日の客」も、ここで紹介されていたので読んだのでした。

さて、月も変わったし。
ぼちぼち、読んでいこう。

読書は、楽しい。

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