ジャン・グルニエというのはフランスの哲学者、作家で、カミュの先生らしいです。
「孤島」は、小説のようなエッセイのような独白のような、なんと言っていいかよくわからない作品群でした。人生とは、ということをちょっとのんびり考えているような。
「孤島」を「孤独」と読み変えても。。。と思いましたが、そういうことは考えないほうがいいのかな。
中で「猫のムールー」の話がなかなかいいです。内容もこの本の中では易しい。猫のことを書いて、これだけ静かな話はちょっとないかもしれません。感情移入し過ぎることなく、淡々とその生を(そして死を)見つめています。
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