2014年4月6日日曜日

【アンネ・フランクについて語るときに僕たちの語ること】ネイサン・イングランダー(小竹由美子訳・新潮社)

3月の読書の総ざらえ。を目論んでいます。

アンネフランクの本がいろいろ傷つけられたという話は悲しかったです。どうやら犯人も捕まったようでひと安心ですが。

ネイサン・イングランダーという人についてはよく知らなかったんですが、題名が面白そうなので読んでみたのです。これは、例の事件が起こる前に借りたのですけど。

題名から想像できるように、著者はユダヤ人で、そのアデンティティについて考えさせられる物語がいくつか連ねられています。
ただ、単純に題名から想像できるような暗い歴史とかいうことだけでなく、時にユーモアもあり、まあもちろん考えさせられることもあり、という内容ですね。

実はもうだいぶ前に読んだので、それくらいの印象しか残っていないのです。
ひとこと言えることは、この作家は多分、自分がユダヤ人であることに誇りとか大切なことという考えはなく、ただそれを受け入れ、さてどうしたものかということを書いているということ、だと思いますね。大した感想じゃなくていけませんね。
やっぱり、読んですぐに感想を書かないと。

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