2014年11月11日火曜日

直前練習

羽生選手の強行出場(と言っていいでしょう)には、賛否両論あるようですね。
確かに、これからのことを考えると、というか、あの状況で出場するのは、無謀であったでしょう。
それでも滑ってしまったからねえ。
そして、高得点を出してしまった。

まるで漫画。出来の悪いスポ根ドラマのシナリオのようです。
で、朝から何度も、衝突シーンを放映するテレビの節操の無さにも、少々腹が立ちますね。
実際の映像をそんなに流してどうなる? と思います。

で、まあ結果はよかったわけですが。
しばらくは休養でしょう。
しっかり休んでほしいです。
年末の、全日本ぐらいを目標にしてくれたら、それでいい。

日本のスポーツ業界(そんなのがあるのか)は、どうやら冬のスポーツは羽生だのみのところがあるようですが、ちょっと改めてもいいのでは、と思いますね。
かつての浅田真央だのみよりも、さらにエスカレートしそうで、傍で見ているとあまりいい気分ではないですね。

ぶたこが昨日つぶやいて(ツイッターじゃなく)いたし、今朝フィギュア解説の佐野稔さんも言っていたけれど、直前練習を6人で行うのは、もう無理があるような気がしますね。
特に男子は。
男子のスケートは、今や4回転は必須。
4回転を跳ぼうと思ったら、今までより以上のスピードで滑らなければいけません。
だいたい時速30キロぐらいですと。
「昔はそんなに速く滑ることはなかった」というのが佐野さんの話。
「僕の現役時代の、さらにもっと前から直前練習は6人で、となっていた。これはもう今の時代では危険すぎるのではないでしょうか」
「今シーズンから、名前を呼ばれてから演技を始めるまでの時間が、昨シーズンの1分間から30秒になった。その分時間は取れるはずです。6人じゃなくて、4人ずつにするとか。選手の安全のために、その時間を使ったらいいんじゃないかと思います」

どうも最近のフィギュアのルール変更などは、競技の面白さを増すことに気をかけていて、選手の安全などは「今のままで十分やん」と思っているようなところは、確かにあるように思いますね。
今の時代、それではダメ。
選手が安全に、安心して競技に集中できるように、見ている方も安心して選手を応援できるように、工夫すべきところはたくさんあると思います。

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