2016年9月3日土曜日

【妄想科学小説】赤瀬川原平(河出書房新社)

9月になって、しばらくはいい陽気が続いている。
今日など、爽やかな秋晴れと呼びたくなる。(東大阪限定の話)
ただし、日差しは強いし気温は高いしなので、秋晴れとは程遠いのも確か。
でも季節はめぐる。いい季節になった。

赤瀬川原平は画家でもあり(たしかそう)、でも尾辻克彦という名前で小説も書く人だから、文章もうまいのである。芥川賞もとっている。知らなんだ。すでに故人。
ナンセンスとユーモアのセンスは抜群である。
というわけで、「妄想科学小説」である。
これはもう、シュールで面白い。
短編集、というよりショートショート。
そして話の先が全く見えないものばかり。ショートショートなのに。
日常を忘れて、別の世界に迷い込める。楽しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿