2015年1月6日火曜日

【容疑者の夜行列車】多和田葉子(青土社)

「夜行列車」をキーワードにした、13の短篇集。
舞台がほぼ外国の、多くの日本人には馴染みのなさそうな場所になっているのは、この作者ならではという気がします。

夜行列車という、寝ている間にどこかに連れて行ってくれる(連れて行かれる?)空間の不思議さが、そのまま物語の不思議さに重なって、独特の雰囲気を漂わせていますね。

今年も多和田追っかけは続きそうです。

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