2017年4月4日火曜日

【私の家では何も起こらない】恩田陸(角川文庫)

幽霊屋敷ものの連作。
小さな丘の上に立つ古い洋館。そこにまつわる過去からの物語。
いわば「お屋敷の年代記」

ちょっとブラッドベリ風。
だけど、恩田陸らしい(と言っては怒るかも)時間差攻撃で、一瞬くらっとさせられる。

10個の作品が、それぞれ独立していながらつながっている(だから連作なんだけど)。
恐ろしくもあり、ほのぼのともし。その両方を掴み取っているのがさすがです。

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