2017年4月9日日曜日

【あの素晴らしき七年】エトガル・ケレット(秋元孝文訳・新潮社)

朝起きると喉が痛い。熱を測ると37度。朝一番でこれはちょっとまずいかも。これから上がっていく可能性大。
ということで、朝のうちに近所のお医者さんへ。待合で待つこと1時間。これぐらいは覚悟のうえ。むしろ何もせずに1時間を過ごしたことで、心も体も落ち着いた感じ。とは言え微熱とのどの痛みはそのまま。
診察室で、関節の痛みはありますか。ノー。熱は高いですか。37度。鼻水は。昨日ぐらいはあったかなあ。聴診器を胸と背中に当てられる。
風邪ですね。
ということで、お薬を出してもらって、あとは安静にどうぞ。症状が重くなるようだったらまた来てください。

そんなわけで、毎食後、お薬飲んで、あまり動き回らずに一日過ごす。
テレビで野球中継を見ていたが、甲子園は試合途中で雨が激しくなってノーゲーム。

【あの素晴らしき七年】エトガル・ケレット(秋元孝文訳・新潮社)
イスラエルの作家&映画監督その他のケレットの、短いエッセイ集。
息子が生まれてからの7年間を振り返る。
息子の成長を記録したほのぼの日記かと思いきや、さにあらず。
イスラエルは今も(いつでも)戦闘状態なのだ。
さらには、ブック・フェアで訪れる国々でも、ユダヤ人差別を肌で感じる。
しかし、それらをこの作家は、深刻に伝えるのではなく、ユーモアとペーソスで味付けして差し出してくれる。
もちろん、それは現実世界からの逃避なのかもしれないし、この人独特のやり過ごし方なのかもしれない。
そんな風に生きている人は、きっと多いのだ。
昔の日本もきっとそうだったのだ。
そんなことを考える。

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