2015年6月4日木曜日

阪神9-8ロッテ(6月3日・甲子園)

なんか、勝ったような変な感じですね。いや、勝ったんですけどね。
序盤はタイガース先発藤浪が、前回登板から続いていい感じ。7回まで2安打無失点と、連続無失点イニングを順調に伸ばしていったし。
打線は久しぶりにつながりが出来て、6回裏までに8得点。
普通はこれ、楽勝ですわな。

ところがねえ。何が起こるかわからないのが野球というスポーツですね。
7回表。ライト伊藤隼太のまずい守備から無死3塁。上本の内野ゴロを弾くエラーで久々の失点となって、ここからおかしくなってしまいましたね。
大量リードが仇になったかな。藤浪のモチベーションが、明らかに下がってしまいました。
そうなると好調マリーンズ打線は逃さず、連打連打で、あれよあれよの4失点。
たまらず投手交代。しかし、勢いで押されたくない(と思って出したと思う)松田が、まさかの同点ホームランを今江に浴びてしまいました。

流れは一気にマリーンズ。しかしなんとか延長10回。鳥谷の犠牲フライでサヨナラ勝ち。その前にヒットでつないだ控え組(こんな言い方は失礼だけど、実際そうなっている)俊介に坂が、いい仕事をしましたね。今日のほんまのヒーローは、これにフォアボールを選んだ代打狩野かもしれません。

さて。今日は打つ方では調子が良かった伊藤隼太。しかし守備では再三のまずいところを見せてしまいましたし、タイムリーを打った(あれは4回だったか)では、2塁を狙ってタッチアウト。そういうまずい走塁もありました。
これだけ打てるようになると、まあ今は勉強、とは言っていられないと思いますね。7回途中でどうやらアクシデントで交代しましたが、守備面で不安があるとなかなかレギュラーは取れないでしょうしね。まあ本人が一番わかっていることだと思いますけど。

序盤が余裕で、調子が良すぎただけに、終わった時はホッとしました。
こういう試合は、追いついた方も追いつかれた方も、勝てばほっとし、負ければガクッとくる試合ですね。それはまさに天国と地獄でしょう。
その意味では、何とかしてでも勝ててよかったです。嬉しさも中途半端感はありますけどね。

あと。サヨナラ犠打のあと、チームの祝福から逃げまわっていた鳥谷が、実に嬉しそうでした。今季はこういう鳥谷の喜怒哀楽がたくさん見られて、見ている方も楽しいです。
こういう雰囲気。何かチームの中で変わってほしいなあ、と思いますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿