2016年8月24日水曜日

読書録

すっかり読書感想文からご無沙汰。
今見なおしたら、6月半ばを最後に書き込みがない。なんたること。
読んでます。
でもね、感想を書く前に次の本を読みたくなるのだね。
別に感想なんかええやん。などと思ってしまうのだね。
知ってもらいたい本、誰かにも読んでもらいたいなあと思うことはあるのだよ。
面白かったよ~と誰かに伝えたくなるような。
あ、あまりないか。

S.モーム氏が「読書は楽しみのためにするものである」と言ったのを、金言のように持っているのだよ。
楽しくなければ。
でも、「楽しい」ということの定義は難しい。
ただ快楽に走れば、それで楽しいかといえば、まあその時は楽しいだろうけど、後には何も残らず、さっきまで自分は何をしていたのだろうという自責の念のようなものさえ湧き上がってくる時もある。
それなら、ちょっと苦しくても、ちょっと我慢してもいいから、のちのちまで「ああ、あの時の苦しかったことが役に立ったなあ、我慢して読んでよかったなあ」と思うほうがいいのである。
でも、「本当に我慢してまで読んだほうがいいのかどうか」は、判断が難しい。
たとえ定番と呼ばれるような古典名作であっても、あるいは巷で評判のベストセラーであっても、実際自分が読んでみないことには、よい読書体験を得られるかどうかは分からない。
人はそれぞれ違っているのだから、それは当たり前なのだね。

で、これだけたまってしまったから、いちいちの感想などは省略。
見返してみると、個々最近は本谷有希子にハマっている。というか、ほぼ図書館にある本は読んでしまったな。あとは芥川賞受賞作ですね。

あ、一番上の「51歳からの読書術」は、わたくし世代にジャストフィットの読書案内です。無理して読書したくない、でもたくさん読みたい、でも無駄に時間は使いたくない,というワガママに、ちょっとだけ答えてくれる。


【51歳からの読書術】永江朗(六曜社)
【アイム・ミニマリスト】YADOKARI(三栄書房)
【ミレニアム4-蜘蛛の巣を払う女】ダヴィド・ラーゲルクランツ(ヘレンハルメ美穂・羽根由訳・早川書房)
【あの子の考えることは変】本谷有希子(講談社文庫)
【うかんむりのこども】吉田篤弘(新潮社)
【授乳】村田沙耶香(講談社)
【煉瓦を運ぶ】アレクサンダー・マクラウド(小竹由美子訳・新潮社)
【片隅の人生】サマセット・モーム(天野隆司訳・ちくま文庫)
【べつの言葉で】ジュンパ・ラヒリ(中嶋浩郎訳・新潮社)
【陽気なお葬式】リュドミラ・ウリツカヤ(奈倉有里訳・新潮社)
【多読術】松岡正剛(ちくまプリマー新書)
【自分で考える勇気-カント哲学入門】御子柴善之(岩波ジュニア新書)
【生きてるだけで、愛。】本谷有希子(新潮文庫)
【遭難、】本谷有希子(講談社)
【幸せ最高ありがとうマジで!】本谷有希子(講談社)
【偏路】本谷有希子(新潮社)
【街道をゆく39-ニューヨーク散歩】司馬遼太郎(朝日文庫)
【豪姫】富士正晴(六興出版)
【ピーター流生き方のすすめ】ピーター・フランクル(岩波ジュニア新書)
【ほんたにちゃん】本谷有希子(太田出版)
【乱暴と待機】本谷有希子(メディアファクトリー)

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