2015年4月13日月曜日

【エルニーニョ】中島京子(講談社文庫)

中島京子作品はひさしぶり。「小さなお家」以来かなあ。
同棲している男のDVから逃れて家を飛び出した主人公。公園で「ニノ」と名乗る男の子と出会う。二人での逃避行。南の島への道中や島での人々との出会い。そして二人の運命は。

ちょっとした謎があったり、途中で挟み込まれる不思議な話があったりして、どうということのない「逃避行もの」からちょっと離れていますね。
主人公の(名前忘れた)行動が、どうもふらふらしていて歯がゆいです。それがどうなっていくのか、がこの小説の読みどころ。
途中に挟まれる話が面白すぎて、逆に中だるみになりそうになりますが(^◎^;)、ハッピーエンド(と呼んでいいのか)が待っていますよ。

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